■QさんからのA(答え)
高度成長の時代には
「お金を借りてマンションを買いなさい」
とすすめた事が度々あります。
その頃の日本人は会社は別として
個人では絶対にお金は借りるものじゃないと
親から戒められていました。
ですから大抵の人はコツコツお金を貯めて、
お金が貯まってから家を買おうとしました。
でも、100万円貯まったら買えると思った家が
100万円貯まった頃には300万円にもなって、
家が建たずに腹が立ちました。
ですから銀行からでも、親戚中からでも
借りられるだけ借りて先に家を買いなさいとすすめました。
早くにそれをやった人は
人に先んじてマイホームを持つことができました。
ところがバブルがはじける頃になってもそれに気が付かないで、
お金を借りて億ションなんて家を買った人は、
すぐに3分の1も値下がりして散々な目にあわされたました。
そういう目にあうと、
今度は「羹に懲りて膾を吹く」ことになって、
もう銀行からお金を借りたくないという気持ちになります。
私自身は高い買物はやりませんでしたが、
それでもお金を借りてひどい目にあった例を散々見ていますので
絶対に確実でなければ、
なるべく借金をしないように心掛けています。
あなたの場合もお金を借りないでも
今までやってこられたんですから、
そのままおやりになるほうがいいと思います。
仕事そのものがどうしても借金を必要とする仕事で、
なおかつその借金に対して担保があって、
最悪その担保を向こうに渡せば問題が片付く
というケースの時だけお金を借りればいいと思います。
但し、それをやるとすれば
今までのあなたの流儀と違うことをやることになりますので、
相当の覚悟が必要です。
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