第1191回
■hiroさんからのQ(質問):団塊の世代のマーケット

いつも参考になる考え方を有難うございます。
さて、先日国勢調査がありましたが
今後の日本は超高齢化に突入することが目に見えています。
2007年問題もありますが、
逆に2007年問題がチャンスではないかと考えております。
この年代の方たちは
今後どのようなマーケットを生み出すと思われますか?
お考えをお聞かせください。
お願いします。


■QさんからのA(答え)

高齢化は日本に起るいくつかの問題の内の一つです。
私なんかは気が早い方ですから、
40年も前に、そのうちに年金がもらえなくなる時が必ず来る、
厚生年金には入らない方がいいと言って
私と家内と入らなかったことがございます。
最近になって年金のことでみんなが騒ぐようになったので、
それ見ろと言ったんですけど、
うちのかみさんは
「あなたがそう言った気持ちはわかるんだけども、
それはもっと先に起ることで、
私たちが年寄りになった時にはまだ年金がもらえたんですよ。
先を読みすぎて年金をもらえないように手を打った
あなたの方がバカですね」
と言われております。

こうしたことは急に起ってくることではなくて、
少しずつ起ってくることです。
それにどういう具合に対応するかは政治の仕事でもありますが、
個人で始末をすべきことでもあります。
この調子で進めばこれからは年寄りの看病をしたりする仕事が
本格的に大きな事業になっていくでしょう。
しかし、全ての人が病気をするわけじゃなくて、
年をとっても元気な人は
年とって寝込む人より多いでしょうから、
そういう人相手の商売というのもあると思います。

例えば私なら
若い人が着るようなボロボロのジーパンなんか穿かないけど、
年をとってもかっこよく見えるジーパンは
欲しいなあと思って探しています。
中年から上のおしゃれだって、
この次のビジネスの対象じゃないですか。


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