■QさんからのA(答え)
中国の電力会社は
今後も当分万年電力不足に置かれると見ております。
去年に比べて今年は原料になっている石炭が高くなって
コスト高になっているために、
仕事が増えても利益が減るということが現実に起っています。
それは一電力会社だけでなく、全ての電力会社に起っております。
しかし、各社の業績を見比べてみるとわかることですが、
その割には利益が減らない株とかなり減る株とあります。
株価が下がっても利益が減ってなければ
利回りが高くなるわけですから、
そういう株は何かと考えるのがいま電力株を買う人の仕事です。
お買いになった広東電力の場合は
監督官庁と色々と問題もありまして、
利益はかなり減ってる方です。
ですから株価はあなたが考えるよりも下がる
ということは起り得ます。
でもそれで会社がおかしくなるわけではございませんし、
また元に戻るということも当然考えられることです。
それから余計なことですが、
この次中国はたぶん原子力発電の方に力が入ると思うんです。
するとそういう設備をしている会社の方に陽が当りますから
電力を売っている会社よりも、
そういう方面に投資家たちの目が向くことが考えられます。
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