■QさんからのA(答え)
株で一番効率がいいのは、
一銘柄だけ買って、それが上がることです。
だけど、上がらなかった時には
完全にアウトになるわけですから、
卵は一つの盆に全部載せて歩くよりも、
三つや五つぐらいに分けた方がいいんじゃないか、
と言ったことがございます。
分けてやると、上手くいかなかったものもあるけど、
上手くいったもので補いも付くし慰めにもなる
ということだと思うんです。
私の所へ来た質問の中には、
「邱先生はそう言っておきながら、
もっとたくさん株を持っているようですね」
と言われたこともあります。
私の場合はいろんなことがわからないとダメだ、
という気持ちがあるので、
世の中の動きを知るためにたくさんの株を持っています。
株を持っているのと持っていないのとでは注意力が違いますので、
自然に増えてしまったということです。
私のやり方がいいということではございません。
ただやっている内に持っている銘柄は自然と増えてしまいますので、
どうすればいいかというと、
自分で自分に、
「やっぱりこのぐらいに絞らなくっちゃ」と言い聞かせて、
時々、どれを減らすかを考えたらいいと思います。
その場合の物差しの一つは
ある程度上がったら株を売って、
実際にお金を見てみるのもいいんじゃないかと思うことです。
もう一つは自分が買った株の中で
これは失敗だったなあという株を入れ替えることです。
元の値段に戻ってから入れ替えるなんてことを考えると、
なかなか売れなくて、
自分が買いたい株の方が先に上がっている、
ということによくぶつかります。
ですから株の売り買いをする時は、
自分がいくらで買ったかということはなるべく忘れて、
これから先どうなるかを中心として考えるのがいいと思います。
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