■QさんからのA(答え)
上海にマンションをお持ちになればわかることですが、
中国のテナントは日本のテナントよりずっとうるさくて、
電球が切れたり、水漏れをしただけでも電話をかけてきて、
直してくれといったりするんです。
ですから私も中国で不動産をもって貸す仕事をやっていますけど、
まどろっこしいし、あんなことをやっているなら
不動産の株でも売ったり買ったりした方が
まだましだと思っております。
中国の場合は日本と違って、
空高くいくらでも伸ばすような建物の建て方をしていますから、
不動産が足らなくなるということはあまりないと思います。
したがって不動産は値上がりをするよりは、
むしろ売り買いをする度に古くなっていくのを
どうやって逃がれるか考えなきゃいけない所まで
追い込まれると見ております。
当然住居よりは店舗や事務所の方が
数が少ない分だけよろしいと思いますけど、
それだって無計画にいくらでもできますので、
そう手放しで安心してはおられません。
ですから不動産を持つのは
実際に自分がそれを役立てたいという場合はいいんですけど、
そうでない場合は用心しながら
控えめにおやりになることをおすすめします。
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