■QさんからのA(答え)
本の印税は印刷した分だけもらえますので、ご心配は要りません。
著者にとっては印税をもらえるようになるまでが大変なんです。
最近は新聞に
自分の本を出版するのをお手伝いします、
という広告がいっぱい載っています。
プロでない普通の人は印税どころか
本を出すのに自分でお金を出さなきゃいけないのですから、
私のように出版社に声をかけたら
すぐ承知してもらえるようになるまでが大変だと思います。
実際に私が初めて本を出版してもらった時は
その印税がいくらになるかということよりも、
とうとう自分の書いたものが本になったんだ、
という感激の方が先にたちます。
ですから本を枕もとにおいて寝たものです。
目が覚めるとまた開けてみて、
ついている紐がどうなっているかまで気にしたものです。
それが山のように積みあがるようになりますと、
印税がいくらなんてことはほとんど考えなくなります。
リサイクルだろうとなんだろうと、
私の本を読んでくれる人がおれば、
それなりに嬉しくなります。
私にとっては、あと残っている時間の方が大切ですから、
残った時間を力いっぱい生きるにはどうすればいいかの方が
気になります。
死んだ後のことまでは考えていません。
|