■QさんからのA(答え)
「お金持ちになれる人」というのは
ごく基本的なことについて述べているだけで、
実際に少しずつでもお金ができていきますと、
やらなきゃならないことがたくさんでてきます。
例えば、株や不動産に手を出すようにもなりますし、
それを実際にやる時はいろいろなことを考えなければいけません。
またお金のないときは心配はないんですけど、
収入があるようになると税金がごっそりかかってきます。
したがって税金対策をどうするかというのも
仕事の一つになります。
簡単に言えば、
貧乏な人は福祉の行き届いた税金の高い国に住むのが得ですが、
税金をたくさん払わされる方は
税金の少ない国に行って住む方が得だということです。
また、収入と財産は別のことですから
収入の中でどうやったら自分の財産ができるか
ということも考えなきゃいけません。
「金持ち父さん」といった本もそのことにふれています。
例えばサラリーマンは収入の中から
税金を先に取られて残った金の中から
人にご馳走したお金を払います。
自分の会社を持っている人は
ご馳走する金を先に払った残りの金の中から
税金を払えばいいのですから、税金はうんと少なくてすみます。
いまの社会のシステムはそういう具合にできているんです。
そういうことをちゃんと理解して、
うまく対処する必要が起ってきます。
しかし、節約ばかりしても、
最後に残った金をバカな息子と税務署に只あげるのでは
死ぬに死にきれないことも起ります。
どうやったらお金をきれいに使って死ぬかというのも
金持ちに残された宿題です。
相当知恵を絞らなきゃいけない所であります。
お金を貯める人は金を使わないことになれていますから、
お金の使い方を知らない人が多いのです。
ちゃんとお金を使えるようになるために相当の修行が必要なんです。
そういうことも含めていままでにも
一通りのことは書いてきましたから、
今更ここで改めて書くこともないんですけど、
そういうことも含めて、いま2冊目を書いているところです。
おそらく6冊ぐらいにはなるんじゃないかと思っておりますが。
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