■QさんからのA(答え)
B株とA株がやがて一緒になる時期が必ず来ることに
間違いはございません。
一つの株に二つの値段が付くなんてことは
不自然なことだからです。
どうしてB株ができたかというと、
10年前は国に外貨がありませんでしたので、
上場会社が外国から設備やら原料を買おうとすると
自分たちで外貨を調達するよりほかなかったからです。
そのために株を売り出す時に外貨で売り出すのを認めたのです。
いまはもう7000億ドルも外貨が貯まっているんですから、
B株を存続させる理由は無くなりました。
株式市場も自由化に向っていますので、
あと1年か2年の間に、どうするかを決めなければならない
と見ております。
その場合に国が買い上げるのではなくて、
A株とB株を合併させるというのが常識でしょう。
したがって株主に損をさせて政府が買い上げるなんて、
ひがんだ物の考え方はおやりにならない方が
いいんじゃないでしょうか。
むしろA株とB株に差の付いている会社ほど、
一つになった時に株数の多い方に鞘寄せしますから、
金の儲かるチャンスがあると考えた方がよろしいでしょう。
そういう意味ではA株とB株の差が大きいことが
一つの狙い目になります。
ただし、株をやる人はそういう狙い目を考えるよりも、
その会社の業績がよくなるかどうかに全神経を集中して下さい。
おまけを狙って、商品を買うのは邪道でしょう。
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