第925回
将軍さんからのQ(質問):中国と仲良くやっていくために

尖閣諸島、魚釣島、竹島が中国、韓国に奪われようとしています。
北方領土はロシアから返してもらっていません。
日本人は体裁を大切にする恥の文化ですから、
いままで強く主張してきませんでした。
それが外交に対しては悪い方へ出て弱腰で、
周囲からは完全になめられています。

特に中国人は、先生の書物でも何度も紹介されているように
「騙される方が悪い」という国ですから、
首相の靖国参拝を引き合いに出し、
自分の領土だとうまいこと主張しています。
いくらこれからの世の中国境がなくなるといっても、
日本の国益を考えると悔しくて仕方がありません。
ODAで三兆円以上も援助しているのに、
中国や韓国では反日教育がさかんに行われているため、
日本人への敵対意識が強くなってきているようです。
どうすれば中国と仲良くやっていけますか。


■QさんからのA(答え)

思うように行かなければ、誰でも悔しい思いをいたします。
悔しい思いをしたのが励みになるのはスポーツです。
だから、スポーツで頭に来たら、
どうやったら勝つかということを考えればよろしいわけですけど、
国際間のやり取りはそういうわけには行かないと思います。

自分が悔しい思いをして、
相手にそういう気持ちでぶつかれば、
向うも必ず同じ形で仕返しをします。
ですから、いまあなたが考えているようなやり方で、
中国との関係をうまくやることはできないと思います。
じゃあどうするんだと言うことになると、
そういう思いをする人がみんな死ぬまで待つことです。

例えば戦争中のことが頭にある人たちは、
いまでもその仕返しをしてやろうと考えている人が
たくさんおります。
でもいまの若い、戦争を知らない人たちは
何でそんなことでがたがた言うんだと恐らく思うと思います。
その辺がやっぱり国境のあった時代と
国境がなくなる時代の違いだと思うんです。

ですから、そういうレベルで物を考えている人たちと
一緒になって動いたら、問題は一歩も先へ進みません。
そういう人たちがみんないなくなれば、
世の中はまた別の動き方になると思うんです。
最近のヨン様の騒ぎを見てもわかるように、
馬鹿じゃないかとあきれる人が多いと思いますが、
女性が一足先に国境をこえてしまいましたね。


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