第924回
うさぎのポチさんからのQ(質問):香港への移住

夫に、老後香港に住んでみたいと言うと、
あそこは生き馬の目を抜くようなところだから、
私たちみたいなのが行ったら身包み剥がれちゃうんだぞ、
と言って、
不動産は(高すぎて買えないのもあるけれど)
絶対に買わないし、住むのもダメと言います。
海外赴任で住んだことのある
インドネシアとシンガポールの華僑については、
熱帯の華僑はおっとりしてると言いますが、
住んだことのない香港の華僑はそうじゃないぞ
と言って恐れています。
偏見でしょうか。

自分たちのお金に関する知識に自信がなかったら、
信頼の出来る日本の会社に仲介してもらって
お金を香港に移したり、
不動産を買ったりすればいいのでしょうか。


■QさんからのA(答え)

香港が老後住むのにいい所かどうかは
人によって見方が違うと思います。
あまり人に干渉されないで生きていけるという点では
悪いところではありませんが、
そのためにはちゃんとした収入があるということが大前提です。

中年から上になって香港に行って、
どうやって収入のあるようにしようか、ということなら
多分間に合わないと思います。
でも、ちゃんと収入があるのなら話は別です。

私の場合はこれから何も仕事をしなくても、
家内と二人で香港で住むとしたらと考えて、
その用意をしたことがございます。
そのために香港で定期収入のあるように
不動産を購入しておいたのです。
それなら絶対大丈夫かというと、
香港は不動産でも株でも大変な勢いで
上がったり下がったりする所ですから、油断はなりません。

例えば日本だったら不動産の値段が下がっても
家賃はほとんど下がりませんけど、
香港は不動産の値打ちに比例して家賃もすぐに下がるんです。
ですから、これだけ収入があれば大丈夫だと思っていたのが、
あっという間に4分の1まで下がってしまいました。

ただ、こちらも年を取って
食べる量が少なくなってしまいましたので
何とか間に合ってはいます。
そういうことも考慮に入れて磐石の体制をとって下さい。


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