■QさんからのA(答え)
株式市場というものは、
海で大波に揺られているようなものですから、
毎日毎日それなりの変化があります。
その波が大きいと、つい心配になって
船から飛びおりようかという気持ちになります。
それをせめて、港に着くまで我慢しろ、と言っているんです。
じゃあ港はどこにあって、いつそこへ着くのか、
ということになりますと、港に着いたら、
「さあ、下りろ」ということではありません。
長期投資といっても
港に着くまでの間に色々と変化がありますので、
港で休憩している間に
自分の考え方が正しいのかどうかをよく考えて
修正する必要があるということです。
私は2年か3年にいっぺんは
見直しをする必要があると考えています。
これは間違ったなあということもあれば、
これだけ上がったらもう満足だ、ということもあります。
港で荷を上げたり下ろしたりするのと同じ作業が必要です。
よく、親の代から満鉄の株を持っていて、
絶対売っちゃいかんと言うわれていたのでそのまま持っていたら、
満鉄そのものがなくなっていたという笑い話が残っています。
昔はそんな人がいたんですけど、
今の人はそんなに辛抱強い人は先ずいませんから、
その心配は無いと思いますが。
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