■QさんからのA(答え)
私が勉強家だというのはたぶんその通りだと思います。
いつもやったことの無いことをやりますので、
その度に基礎知識から勉強しないとなりません。
基礎知識を得るには文献が一番早いので
それに関係のある本を読むということから先ずはじめます。
いままでに、どんなことに興味をお持ちになりましたか、
ときかれたら、「数知れず」と答えるよりほかありません。
ウナギの養殖から、養豚の仕方から、牛の飼い方から、
コーヒーの植え方まで、なんでも一通り勉強しました。
養豚の本なんか東京では買えなくて、
長野県の飯田の町に行ったときに
農業の本がたくさんおいてあったので、
その中から何十冊も選んだ記憶があります。
その時、本屋の社長さんが私をじっと見ていたらしく、
後にその人が私のところへ経営相談にきた時に、
「邱先生、うちで養豚の本をずいぶん買いましたね」
なんて言われたことがありました。
新しいことをやる時は、
まず本を読むところからはじめますが、
いつもはじめてやることですから、いつも失敗します。
でも私は何事も壁に頭をぶつけた時からはじまるのが
人生であり、事業であると思っております。
私に「失敗の中にノウハウあり」という本がございます。
この本は、週刊朝日に
「金儲けの神様が儲けそこなった話」というタイトルで
30回にわたって連載されたものです。
1回1回が読みきりで、30回書いたほかに、
書かなかった分もありますので、
これまた「数知れず」とお考え頂いて
よろしいんじゃないでしょうか。
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