■QさんからのA(答え)
これだけ日本の経済が
中国の経済に大きく依存するようになりますと、
当然みなが関心を持つようになります。
ところが、昨今の日本中の新聞雑誌を見ていると、
中国経済をボロクソに言っているものが多いですね。
自分たちがかつて通ってきたのと
あまり変わらない道を走っているのに、
ボロクソに言うということは、
昔の自分たちをボロクソに言っているのと
あまり変わらない感じがします。
国民性や歴史によって取り組み方が違いますから、
お互いに理解できないことがあって当然ですが、
もしいまの中国が日本のジャーナリズムが書いている通りだったら、
あまり遠くない将来に中国は崩壊してしまいます。
もう中国の勉強をしなくてもいいんじゃないかと考えたくなります。
ところが日本の人口の十倍もあるところですから、
一人一人が一つのものを買うだけでも大へんな量になります。
そんなのは妄想だと書いてありますけども、
既に日本の製鉄業も石油化学産業も海運業も
みんな中国経済の恩恵を蒙るようになりました。
いまの中国ついては、私の書いた本も含めて、
正しい認識をするために
読んだ方がよい本はいくつもございますけども、
一番は何と言っても自分の目で中国を見ることです。
そのためには少々金が貯まったら、
先ず安い飛行機のチケットを探して、
三日でも四日でも上海や北京に行ってみることです。
新聞雑誌にかかれていることと、
かなり違った印象を持つようになるのではないでしょうか。
|