■QさんからのA(答え)
たとえばいまテレビを見ていると、
毎日保険会社が一生懸命広告をしていますよね。
あれだけ莫大なお金を払って、
みんなからお金をもらうわけですから、
それでちゃんと商売して成り立つとすれば、
一番儲かっているのは保険会社で、私たちでない
ということになるんじゃないでしょうか。
どうしてもそういう見方をしたくなりますので、
保険会社に儲けられるのは癪だという気持ちになります。
これはもちろん感情的なものです。
実際には保険にはちゃんと確率というのがありまして、
保険会社は保険の支払いをしなければなりませんが、
それを超えたお金が会社の儲けになります。
その分だけ保険をもらわなかった人は
損をしたと言ってよいでしょう。
保険をかけて途中で死んでしまったとか、
被害を受けて保険金をもらった人は
引き合いますが、トクをしたと感ずる人は少ないでしょう。
これが保険の宿命なんです。
ですから、自動車は保険を見てもわかるように、
千台分の保険金を払う人はそのお金で損害を埋めることができます。
お金持ちの人は保険に入らなくても間にあってしまいます。
ところで、保険の次に嫌いなものは何と聞かれても困るんですが、
とりあえず、まずい飯を食うのは嫌いですね。
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