第853回
よこちゃんさんからのQ(質問):日本の財政について

Q先生の見通しを教えていただければ幸いです。
現在日本の公的債務は1000兆円で、
国民の資産が1400兆円といわれていますが、
政府としてはハイパーインフレか大増税に持っていくか、
それとも国家破産させて
無駄な部分を削って再生させるかですが、
いずれにしてもこの先大きな変化は起こるのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

国民の資産が1400兆というのは
金融財産のことだと思います。
銀行に預けているお金だとか、
生命保険に預けているお金だとかで、
みんなの持っている財産はもっとずっと多いと思います。

しかし、国の赤字がアンバランスなほど多いことも
事実でありまして、
これは日本国中の人が頭を悩ましていることだと思います。
しかし、それで日本の国が破産するわけではございません。
日本は世界中で見るとアメリカに比べても、
依然として輸出が多くて黒字になってます。
また、外国の人はその国の借金よりも
その国が外国からどのくらい稼いでいるかを見ますから、
他所の国の人から見たら日本は金持ちの国です。
現に他所の国の援助もしているくらいですから、
そんなに簡単に潰れるわけではありません。

しかし、この問題は
いつかはきちんと直さなきゃいけないものですけど、
政治家の人たち、殊に総理大臣をやっている人は
自分が総理大臣をやっている間は問題が起らないようにして、
後の人に問題を繰越すということを繰り返しております。
では、その繰越しがいつまで続くかというと、
たぶん、あなたの死んだあとでなくても、
私の死んだ後だと思います。
ですから、後のことを心配して死ぬよりも、
心配しないで少し長生きして下さい。


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