■QさんからのA(答え)
私の嫌いなものの一つは保険です。
もちろん保険には入っておりません。
保険というのは、保険をもらわないと残された人が生活に困る、
もしくは自分に何かあった時に収入が無くなって困る、
という人のためのものです。
自動車だって、
千台あったら何台事故を起こすかという統計が出ます。
これから保険料が算出されるのですから、
自分で千台車を持ってる人は保険に入る必要がないんです。
保険に入るお金を自分で持っておれば、
それで保険会社が儲かる分も自分のところへ戻ってくるのです。
したがって保険というのは貧乏人の入るものなんです。
だから保険のことを考えるというのは、
あなたがまだ貧乏だということであって、
一生懸命働いて金持ちになったあとは、保険なんか用がなくなります。
そういう私も一ぺん保険に入ったことがあります。
私の高等学校時代の教授の先生が保険勧誘員になって、
私のところへ来て頭を下げたので、逃げられなくて入ったのです。
満期になってもらった保険は、
家が一軒買えたお金が、
柱一本くらいしか買えないぐらい目減りしてしまいました。
大学時代に保険論という勉強をさせられましたけど、
あれは本当に退屈な学問ですね。
教える先生も退屈な人でしたが、
講義の内容はもっと退屈なものでした。
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