第735回
■kozumonさんからのQ(質問):中国での娯楽ビジネス

こんにちは。
邱さんのHPを読むことを毎日楽しみにしている一邱さんファンです。
先日、ずっと避けていたカラオケ店に
中国人の友人に誘われて行くことになりました。
場所は北京です。
行ってみて驚きましたが、
一歩入ってみれば大きなロビーにお洒落なソファー、
サッとお茶は出てきますし、高級ホテル並のサービス。
私は小さな感動さえしてしまいました。
東京ではめったにお目にかかれないのではないかと思います。

そこで一つ質問です。
中国における娯楽関係
(ボーリングや遊園地やサウナetc..)のビジネスについては
どうお考えですか?
私は、東京における娯楽施設の数と照らし合わせると、
北京や中国において、娯楽施設はまだ飽和状態ではないので、
十分見込みのある分野だと考えているのですが。
よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

カラオケは日本から始まったものですけど、
今一番スケールの大きいのは台湾です。
その台湾のカラオケ屋さんが中国に進出して、
先ず上海から始まり、いまは全国チェーンを展開中です。
大体一つのカラオケ屋さんのスペースは二、三千坪はあると思います。
ビル一軒丸々カラオケ屋さんというのもありますので、
日本のカラオケ屋さんしか頭にない人が行ってみると、
本当にビックリしてしまいます。

こういう娯楽商売は日本人より中国人の方がうまいと思います。
中国では次はこれが流行りそうだということになったら、
みんなでものすごい競争をやります。
とても日本人が割り込むだけの余地はありません。
やっても中国人にはかなわないと思います。

もう一つ、中国でその手の商売をやる時は、
必ず警察の取り締まりが入りますので、
警察とうまくコネができていないと生き残れません。
私の知ってる業者が警察の人が予約に来た時に、
今満員ですよと断ったら、
翌日その店の前を全部交通禁止にして、
車が入れないようにされたことがあります。
お客さんが入って来なくなったら商売は上がったりです。
日本人は警察とうまく付き合うことに、
さして得意な方じゃありませんから、
こんな商売で儲けるよりもお金を払う側にまわったらどうでしょうか。


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