■QさんからのA(答え)
日本の国で地方の時代があるようになったのは、
実は都会を中心に工業化が進んで、
もうこれ以上地方の人を集める事が難しくなってからのことです。
後は引っこ抜いたら死んでしまう植物的人間が残っていて、
その人たちの力を借りる必要が起ってから地方の時代になったのです。
最近は地方を飛び越えて企業が外国に行くようになりましたので、
地方にある工場は閉鎖される運命にあります。
したがって地方の時代は、短命に終わってしまいました。
よく地方の労組の幹部が大阪や東京の本社に来て、
自分達の給料を下げるから工場を閉めないでくれ、
と頼みに来ていますが、
賃金を下げると言ったって一割くらいなものでしょう。
よその国の人件費は30分の1の値段ですから
うまく行かないことは目に見えています。
したがって気の利いた人は、いつまでも地方にしがみつかないで、
仕事のあるところへさっさと動くのが、一番いい方法だと思います。
地方の時代はもう終わってしまったのです。
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