■QさんからのA(答え)
香港のH株は去年一年でダウが倍以上になったんです。
去年の夏ごろになるとその兆しが見えて、
昔から香港の株をやってきた人達は
「あぶないあぶない、買っちゃいかん」と言い始めたんです。
でもそれは過去の経験になかったことだからそう言っているんであって、
株式投資というのは未来を見てやるもので、
過去を見てやるものではありません。
私はこれから中国の経済は
かなり大きなスケールで成長していくと見ているので
「怖がるな」といって、自分でも買いに入りました。
私が「怖がるな」といったのは、
ただ見ているんじゃなくて私も買いに回るという意味です。
それからまたぐんと上がったんです。
株は無限に息も切らずに上がるということは無いんですけど、
長期的に見て上がる方向か下がる方向かということになると、
中国の経済はこれから更にスケールが大きくなりますので、
多少の上げ下げはあってもあまり心配はないと見ています。
そうは言ってもダウ平均だけで物を考えてはいけません。
ダウ平均が上がっても
自分の持っている株が下がっては何の意味もありません。
自分の持っている株が上がるかどうか、
その株は上がる条件を備えているかどうかを研究することが大切です。
私の「中国株の基礎知識」というのは
日本人が日本での投資経験に照らし合わせて
言っていることと食い違うことが起こった場合に
その認識がないとダメですから、参考のために書いたものです。
そういう違いを参考にしながら
この次はどういう株が業績が良くなるかを
研究されることをおすすめします。
|