第562回
■T、SさんからのQ(質問):どう渡り合えばいいのですか

いつも、興味深く拝読をさせて頂いています。
中国株の新連載も楽しみにしています。
いつも、Q先生の文章を読むたびに
自分は何ができるのか自問しています。
中国株を通じて株の面白さやインターネットでの情報収集の便利さなど
学ぶことは日々あるのですが
趣味のレベルであり、正業としての仕事としては
自分が何をできるのか、何をやったらよいのかよく見えてきません。
自分の能力の範囲内でできることが無いような気がしてしまいます。

日本国内は仕事がなくなっていて
全体的にパイが縮小傾向にあるということも理解できるし、
中国の国内経済の発展でパイが拡大していることも
理解しているのですが、特に秀でたところもなく、
むしろ仕事があまりできない人は
どのように身の振り方を考えたらいいと思われますか?

中国をはじめ世界中には低コストのしかも優れた人が
無尽蔵にいると思います。
そのような人たちと渡り合って
日本人(日本の企業から派遣されていない日本人)は
中国国内などでどのように働いているのか
(もしくは今後働いていくのか)展望を知りたいと思います。
Q先生のご意見はいかがですか。


■QさんからのA(答え)

世の中はどんどん変わっていきますので、
定位置にいて、自分が動かないと置き去りにされる時代です。
当然誰でもそういう焦りは持っています。
特別才能も無いのにどうするんだと聞かれても、
特別才能の無い人は、ポヤポヤしている以外に方法がありません。

だから一生懸命やらないとだめなんです。
一生懸命やるということは、自分の目で見て、
自分で体験しないとだめなんです。
「どうしたらいいんですか」と人に聞いているだけでは、
一歩も先へは行けないと思います。
実際に自分がやろうということになると、
どこに自分の欠点があるか、どこに自分の長所があるかというのが、
少なくとも今よりはずっとわかってきます。
そうすると「これはできる」「これはできない」
というのがわかりますから、
できる方向に動く以外には、やりようが無いように思うんです。

世の中で、どうやったらお金儲けが出来るかという本が
たくさんありますけど、
あれを見たからといってみんなお金持ちになるわけじゃありません。
ですから、その中で自分も実際にその恩恵をこうむりたいと思えば、
おのずから行動は違ってくるはずだと思います。


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