第563回
■ムシュさんからのQ(質問):中国で日本の雑貨を

先生、はじめまして。
私は、現在、雑貨の大型専門店をチェーン展開する
小売業で働いております。
これまで、ありがたい事に当社はなんとか増収増益を遂げてきました。
しかし国内での成長には早晩、限界が来ると私は感じています。
更なる成長を計る時、経済大国に成長していく中国は
魅力的で欠かす事の出来ない市場ではないかと感じております。
いまのやり方をそのままという訳には行かないとしても、
便利で面白く、デザイン性のある当社のアソートした雑貨が
中国の方たちの生活を楽しく豊かにできるならば、
これ以上の喜びはないと思っております。

しかし、周りの同僚達に話してみてみましたが、
みなピンと来ない様で反応は今ひとつです。
独自の文化を確立している中国の方々に
日本の雑貨は受容れがたいのでしょうか。
先生はどうお考えですか。


■QさんからのA(答え)

おっしゃることには基本的に賛成です。
日本で専門の雑貨店をやっていては、
やがて限界がくるということも間違いはないし、
やがて雑貨が中国でも流行るということも間違いがないと思います。
したがって、中国に進出できる可能性はあります。

ただし、気をつけなきゃいけないのは、
中国人が日本人より馬鹿だとは思わないことです。
ことに商売については中国人の方がやり手です。
競争も激しいし、出し抜かれる可能性はいくらでもあります。
現に今、日本の百貨店やスーパーで
中国に行って成功しているのもありますけど、
うまくいかないことも多いんです。
したがって、自分たちがその土地へ行って、
その土地の人たちに負けないためには、
その土地の人たちがやってないことをやれるということが
第一の決め手になると思うんです。

そういう意味ではチャンスはあると思います。
しかし難しい条件の中でやるわけだから、
それだけの研究は必要ということじゃないかと思います。


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