第538回
■中国は面白いさんからのQ(質問):上場廃止になった場合

はじめまして。 いつも興味深く拝見させていただいております。
上海に住み始めて数ヶ月経ちますが、なかなかエキサイティングなので、
出来る限り長く住みたいなと考えています。
当初アパートを購入しようかなとも考えましたが、
先生の仰るとおり品質と耐久性が悪いため、株の購入に変えました。

香港に証券会社と銀行の口座を開き、日本のお金を移しました。
これからじっくりと中国株を吟味しようとしているところです。
不動産会社の株を少し購入しようかなと考えています。
以前掲載されていた天安中国投資ですが、
親会社のサン.フン.カイが業績不振のため自社株買いを実施したが、
持ち株は50%を超えなかったので上場廃止には至らなかったと
出ていましたが、
もし上場廃止になった場合は
一般株主と親会社のメリットとデメリットは何なんでしょうか?

また人民元の切り上げがあった場合、
香港ドルはどうなるのでしょうか?
既に香港には人民元が流失している現状では、
香港ドルの意味はあまりないように思えますし、
人民元に統一した方が中国政府の管理下に置けて
政府にとってはよいと思えますが。
先生のお考えを教えてください。


■QさんからのA(答え)

上場廃止の規定については私も良くわかりませんが、
例えば天安中国みたいな会社が株を買い戻したからといって、
上場廃止になるというようなことは先ずないと思います。
前に、東洋証券の人が書いたものの中に
そういうことに触れていたんですけど、
ご承知のようにサン・フン・カイという会社は
香港の代表的な不動産の会社ですから、
その辺のことは良くわかっていると思います。

つい最近になって天安中国の場合は、株数が多すぎるので、
10株を1株に直すということを発表したので株価が上がりました。
私がこの株の話をしたころは17セントだったんですけど、
いまはもうほとんど倍です。
それは天安中国の株の話ではなくて
実はいま中国で不動産株に焦点があたりつつある
その一環として例にあげただけのことです。
そういった株の中で一番たくさんあるのは、
香港の不動産会社が中国投資のために作った会社です。
今後人民元の切り上げがどういう形になっていくかは
まだわかりませんけど、
少し前に私も人民元は香港ドルと近づくんじゃないかという話を
書いたことがございます。
あなたがお考えになっていることはありえることだと思います。


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