| ■QさんからのA(答え)  日本の産業界全体が成長して人手不足の時代は、社員を集めるだけでも大変でした。
 色々苦労した跡が今日まで残っております。
 しかし、その後定期昇給はどうするかだとか、退職金はどうするだとか、
 そういうことにわずらわされるのを嫌がって
 どこの会社でも派遣社員を受け入れるようになりました。
 こうした人材派遣業をやっている人たちの会社は
 見る見る大きくなって、
 今日では万を越える人を派遣するスケールになった企業もございます。
 派遣の割合がどうなるかは、あなたにとっては必要なことでしょうか。おそらくそれを商売にしている人も
 そんなことは考えたことはないと思います。
 必要なことは会社が必要とする人間を
 どうやって派遣するかということであって
 どの会社もそういうことに全力を尽しています。
 最近ではIT関係の難しい仕事でも
 派遣社員でこなすシステムができあがっています。
 したがって以前のようにコンピュータ要員のような特定の部内だけに派遣しているのではなくて、
 専門職の管理をやっていた人が退職した後に、
 グループ全体を率いて行くというセット販売も起こっております。
 当然のことながらデパートの中で働いている人は
 正社員なんて10分の1もいないということが珍しくなくなりました。
 また最近ではパートタイマーをどう扱うかという問題が
 取り上げられているのは見てもおわかりのように
 そのうちに正社員が一人もいなくて、
 会社の正社員は社長だけということになりかねません。
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