第486回
■S.TさんからのQ(質問):小売業の行く末

地方都市で時計宝飾品の小売をしていますが、
デフレの影響か売上はここ5年で半減してしまいました。
小売業は今後見込みの無いビジネスなのでしょうか。


■QさんからのA(答え)

時計とか宝飾品の商売は
どうしても小売屋さんの扱う分が減っていくのは
避けれられないと思います。
値段の高いものを買うときにもし値段が同じだったら、
デパートや大きな専門店に行く方が
信用があると考える人が多いのです。
したがっていっぺんには駄目にならないけど
だんだん駄目になる方向にあることは間違いありません。

そうすると生き残る方法は
自分が人の仕事を取れるようなスケールになるか、
まだ足元が明るいうちにさっさと足を洗って
別の仕事に乗り変わるか、二つに一つじゃないかと思います。

商売はそこに付加価値を生む余地がなければ
結局駄目になってしまいます。
物作りについて言えば
20年前は日本に付加価値を生む余地がたくさんありましたから
商売になったんですけど、いまはほとんどなくなってしまったので、
それを求めてメーカーはよその国に移るのが常識になっています。

ただ小売業はその土地の人相手ですから
土地に人がいる限り商売はあります。
その代わりみんなでお客の取り合いということになったら、
お客さんが喜んで来てくれるような店にするか、
それとも辞めるか、二つに一つだと思います。


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