■QさんからのA(答え)
いま中国では外貨がものすごい勢いで貯まっておりますので、
いずれかつて日本で起こったような過剰流動性が
中国にも当然起こると考えてよろしいと思います。
過剰流動性が起こると、不動産の値段と株の値段が上がりますから、
自分の家を持ってない人は早く家を買わなくちゃ
という気持ちになります。
過剰流動性という問題がなくても、
その土地に長い間住むつもりならば、
家を持っていることは悪いことではありません。
でも中国の過剰流動性の影響というのが、
日本と全く同じということはたぶんないと思います。
ことにあれだけ広い国ですから、
上海で起こることと、深センで起こることが同じではないでしょう。
それぞれの特徴が出るのが当然と思います。
大切なことは先ず第一に、
買った家が自分で住んで快適であるということです。
同時にまた、次の家に引っ越したり、
他の土地に行くということもありますから、
その場合に人にすぐ貸せるかどうか、
貸してもらう家賃は銀行の利息よりもいいかどうかを
頭に置きながらおやりになる方がいいと思います。
人生は長いので、私のように
何十軒もやり直すという人間もいますが、
一番初めのときにこれは一生に一回のことだとお考えにならないで、
まだ先は長いと思っておやりいただくのがよろしいと思います。
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