第440回
■KAZUさんからのQ(質問):中国株式市場の問題

中国株式市場に関しての御質問をさせて頂ければと思います。
10/10にB株の歴史的な急騰がありました。
これに関しては、
・香港市場が高騰したから資金のシフトが起きた
・国内機関投資家にB株市場に参入の認可がおりる
などの噂が流れておりますが、実際の所は、いかがなのでしょうか?

数日前に、QDII白紙の噂が流れましたが、その時は無視されました。
また、B株は連休あけに動き出しました。

・ 認可の噂で動いたとしても、
ではなぜST銘柄も含めて全銘柄が急騰するのか?
・ 個人投資家にはすでに認可がおりていて、
依然に暴騰を巻き起こしていた。
・ 元切り上げの圧力があり、先高の元を売って、
外貨のB株だけを買うのは不自然。
・ B株は割安というが、
そもそもバブルの影響の修正局面であったこと。
・ PERや成長性でみるなら、B株はまだ割高で、
H株のほうがまだ割安である。

以上の様に、不自然に思うことが多々あり、
合理的な理由付けができません。

疑った見方ですが、政府主導で国内の外貨を消費するために、
国内の金融機関などを使い、市場操作をしているのでしょうか?
おそらく今後の外貨預金高、外貨準備高を調べれば、
不自然な動きが見つかるのでは、などど考えてしまいます。

上記の仮説が正しいと仮定すると、国有株の高値での処分も含めて、
政府(当局)にとって都合のいいことばかりのような気がします。

やはり我々は、中国株に投資する際は、
本来の企業価値うんぬんではなく、
政府の市場操作を先読みするスタンスで
取り組まなければいけないのでしょうか?
(当局に都合のいい事はなにか?を常に考える、など)
以上、私見で恐縮ですが、御教授を頂ければと思います。


■QさんからのA(答え)

毎日毎日の中国株の上がり下がりを気にしておられるようですが、
そんなにいちいち神経を尖らせていたんでは体が持ちません。
株はそういう具合にやるものではありません。

一番大切なことはその時のお金の流れや人や物の流れが
どういう方向に動いているかを正確に捕まえて、
それに上手く乗っている株の選び方をすることです。

たしかに政府の政策が影響することはあります。
しかし、台風が来たら台風ばかり続くわけではなくて、
3日もすればなくなってしまうものです。
台風のことばかり頭において
天気予報を考えるのは間違いだと思います。

そもそも中国の政府が自分たちの都合を中心として
ものを考えていると考えるのも間違いで、
基本的にはどのようにやれば
産業界がよくなっていくのかを中心として
対策がとられていると考えた方がよろしいと思います。


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