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■ＱさんからのＡ（答え）
誰でも株は自分の国の株から始めるのが普通です。
そのうちにだんだん思うようにいかなくなって、
よその国の株に目が向いていくんだと思います。
そうすると当然、日本と中国の株の
どちらがいいのかということにもなるわけで、
その場合、私は株を買うなら
成長する経済のところでやりなさいと言っています。
どうしてかというと、成長するところは
年々儲けが増えていくわけですから、
その分け前をもらうのであれば、
パイが大きくなる方がパイが縮む方よりは
分け前が多いに決まっています。
ですから皆さんの目が中国株のほうへ向くのは
当然のことだと思います。
幸いにしてガタガタになっていた日本の株が
最近、少し戻り足になっております。
一番の原因はアメリカに愛想を尽かした資金が
よそへ流れはじめたということです。
一番初めに先ずユーロに流れて、
次にいま日本に流れはじめたところです。
それでも安値からわずかな間に５割も上がったんですね。
だから一番底のところから株を買っている人なら
５割も上がってすごいということになりますけども、
一番高い時からまだじっと持っている人から見れば、
まだほんのちょっとしか動いていないということになります。
ではこれで日本の景気が戻りはじめたのかというと、
そんなことにはならないと思います。
いま日本に起こっていることは
株式市場にお金が入っていることから起こっていることで、
国内の消費が増えているわけではございません。
したがって長続きしないと考えた方が正しいと思います。
但し、物事には勢いというものがあります。
勢いがつくとしばらくそれが続きます。
そういう意味ではここのところですぐ売って、
中国株に乗り換えようかと考えたくなるかも知れませんが、
売れば高くなって、買えば安くなるというのが
株の社会現象ですから、
しばらくはガマンに耐えることが肝腎です。
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