| ■QさんからのA(答え)  中国投資を日本で始めますと、米ドルに替えたり、あるいは香港ドルに替えたりする手間がかかります。
 そのたびに為替のリスクもあるし、差損も覚悟しなければなりません。
 ですから日本円を持ち出してやるよりも、香港ドルか米ドルを持っていて、
 それでやるほうがいいということになります。
 そのためには日本でやるよりも香港でやった方が
 コストが安いということは事実です。
 でも、香港に口座を持つ場合、広東語か英語が達者でないと
 証券会社との付き合いは難しいと思います。
 シティバンクは香港にもあって私も利用している銀行の一つですけど、
 アメリカの銀行の考えることは金持ちの金を集めて、
 自分たちが思っているところに投資をしてもらうということですので、
 ふたこと目には税金の節約になりますよという話ばかりします。
 まるで税金を払う人の避難所に入ったような感じで
 香港で投資をするための指導を期待するとあてがはずれます。
 もし香港でやるということになると、日本の出先機関は日本人の口座開設について
 色々と制限がありますので、そういうこともよく心得て、
 香港で自由に動きが取れる形をとってからのほうが
 よろしいんじゃないでしょうか。
 |