■QさんからのA(答え)
一頃、家電の販売店の商売がよかった時代があります。
それはもう3,40年前のまだ家電というものが普及しなかった頃で
商品が出来たらすぐ売れた時代です。
ですからその頃は個人営業の家電販売店というのが
なりたったんですけど、
その後デパートの中の家電販売店が駄目になり、
スーパーの中の家電販売店も駄目になり、
とうとう今では家電安売り専門のスケールの大きな店が
駄目になったデパートの後を引き受けたりしております。
ということは、家電の商売もオーバープロダクト(過剰生産)の中で
いかにうまく売るかというやり方でないと
成り立たなくなったということです。
ですから未だに家業で呑気にやっている人の気が知れません。
親がやって駄目なのを子供が継いでも駄目ですから
一日も早く辞めるのが大切だと思います。
どんな田舎に行っても家業で家電販売店をやってはいけません。
時代の変化を見て、商売を変えなければいけない時代です。
よけいなことですが、家電販売店をやっていて
それが駄目だったら店じまいをして、
また同じ場所で別の商売をやりたいと考える人があります。
次の仕事を考えた時は、
その仕事をやるのにはどこがいいかという場所を探して
そこへ行ってやらないと駄目です。
人間、足があるんですから動いて下さい。
それを植物みたいに根を生やして
生涯同じ場所でやっていこうとすると、
うまく行く仕事もうまく行かなくなります。
その辺ははっきり決断する必要があると思います。
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