第377回
■チョウユンファさんからのQ(質問):情けは他人のためならず

先生はホームページ等で無料で有益な情報を発信されたり、
無償で就職を斡旋されたりなさっておられますが、
そうして与えた知識、情報というものは
違った形で先生のもとに返ってくるのでしょうか。
「情けは他人のためならず」ということで
私も先生に倣って極力周囲の人間に
良い情報や知識を与えるよう努めておりまして、
そうして与えたものが自分の予期しない形で返ってきた、
という経験を幾度かしました。
今後の参考に、先生の貴重な御体験談を
わずかでもお聞かせ願えると嬉しいです。


■QさんからのA(答え)

いまこのホームページで発表している情報は
もちろん皆さんもおわかりのように全部タダです。
それ以外に私のところへ話を持ち込んでくる人や
いろいろな相談にくる人にも私は無料で相談にのっております。

この頃は他にやることがなくなったら、
次に会ったときは名刺に
「コンサルタント」と書いてあるような世の中ですから
コンサルタントというのは
流行りの商売のひとつじゃないかなあと思います。
でも実際にそれでお金を儲けるというのはなかなか大変です。

私はそんなことでお金をもらわなくても生活していけますので、
人に喜んでもらえばいいと思ってやっています。
逆に私がお金を出してあげるということも何回もございます。
しかし、そうやってやった仕事の中には
1年間に8割も配当金をくれる会社も出てきました。

タダでやっておりますので、
悪いと思った人は私のところにものを送ってきます。
ですからこれだけ不景気であるにもかかわらず
お中元、お歳暮は全く減らないで済んでいます。
そういうことも役得の一つかも知れません。

「情けは人のためならず」という昔からある言葉は、
情けは他人のためではなくて、
いつか自分のところへ戻ってくるというのが本来の意味ですけど、
今の若い人はそういう具合に解釈する代わりに、
情けをかけてやっても本人のためにならないから情けをかけてやるな
と考えているようです。
どちらもリクツにかなっていますね。


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