■QさんからのA(答え)
株をやる場合にあんまりたくさん銘柄を買うと
上がる株があっても、下がる株もあって結局平均化されてしまいます。
ですから一つか二つの上がりそうな株だけ
買えばいいという話をしたことがあります。
しかし、集中してねらった株が当たらなかったら
えらい目に遭いますから、どちらのやり方にも一長一短があります。
しかし私のところに相談にくる人を見ておりますと、
自分で投資信託をやっているのかというほど
たくさんの銘柄を持っている人が圧倒的に多いんです。
しかも、上がる株はすぐ売っちゃって、
下がる株は上がるまで待つということになりますから、
日本国中のボロ株を集めているということになります。
こうした傾向はその人の性格にもよりますけども、
なるべく持つ株を絞るように努力をする必要があります。
これから中国の株を買うといった場合、日本人が買える株の中にも
高度成長によって成長する株がかなりありますが、
その中でも人民元が高くなったときに
輸出の影響をあまり受けない会社、
つまり国内市場向けの商品を扱っている企業、
もしくはそもそも為替相場とは無関係に成長する株が
狙い目になると思います。
たとえば高速道路の会社は、
国内の自動車の普及が進めば車が増えた分だけ収入が上がります。
但しそう急速には収入が増えません。
そういうことを頭に入れて
銘柄の選択をする必要があります。
一年に30%ぐらいづつ成長する会社であれば3年で倍になります。
そういった会社がわれわれの買える範囲内でも
十ぐらいはありますから、その中から自分がこれはと思った株を
買えばいいのですから、銘柄をふやすことに反対はありません。
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