第336回
■T.OさんからのQ(質問):盗難対策について

ご質問させていただきます。

先日未明に私の事務所に泥棒が入り、
事務所内を荒らされてしまいました。

犯人は、鍵をピッキングで開けるのではなく、
ドアやその周りを力ずくで壊すことにより、侵入しました。
そして、事務所のパソコンや測量機材には目もくれず、
私の机や鍵のかかってるロッカーをバールで壊して、
現金のみを持ち去っていきました。

実はそこには、通帳や印鑑も一緒に入っており、
当初はいっしょに持っていかれたと思い込み、
すぐに銀行に手配し、停止する手続きをとりましたが、
警察の現場検証が終わり、整理していくうちに、
通帳や印鑑はすべて見つかりました。

そこで、今度は、銀行を一件一件まわり、
解除する手続きをしました。

また、保険にも加入しておりましたので、
保険会社の打ち合わせやその鑑定人の現場調査などがあり、
盗難による被害も困惑しましたが、
その後の処理に手間が予想以上にかかってしまい、
しばらく仕事が手につきませんでした。

今までの自分の身を守ることに対する考えの足りないことを
身にしみて感じ、いろいろと対応策を考えるのですが、
実際に被害にあってしまいますと感情ばかり先に立ってしまい、
冷静に対応することができずにおります。
たとえば、自宅がやられたら場合や
自分の子供が誘拐されたらどうしようと
不安は止めどもなく拡がってしまいます。

これではいけないと思いなおし、
すぐに、先生の過去の著作もあたり、
治安の悪化による自分自身の身の守り方等
いろいろと対応しているところです。

そこで、先生のこれらの問題に対するお考えを
お聞かせ願えないでしょうか。

お忙しいところ、誠に恐縮とは存じますが、
よろしくお願い申し上げます。


■QさんからのA(答え)

泥棒に入られて物を盗られたそうですけど、
こういうことは今後ますます増えると思います。

よその国の人にとって日本は泥棒の天国です。
全く無防備で、こんな泥棒に入りやすいところはないと、
世界中の泥棒がどうやって日本に稼ぎに行くかと考えています。
日本人だけがそれに対して呑気にしているのは、
もともと日本人は鍵の無い家に育っているからです。
昔の家は鍵なんかなくて、
鍵をつけるようになったのはマンションが出きてからです。

でも、鍵があるといったって、
その鍵をどうやって開けるかと泥棒は知恵を絞っています。
ですからいまは治安についてもグローバル化の時代です。

では、世界中の泥棒が日本にくるということを前提として
警察が動いてくれるかというと動いてくれないと思います。
ですから自衛する以外に方法がありません。
まず第一に自分の家でもオフィスでも
人が誰もいないところには、盗られるものが
何も無いようにしておかなければいけないということです。
例えば同じオフィスの中で
貯金通帳とハンコを一緒に置いておかないというのは
初歩的な知識です。
少なくとも現金だけは誰もいないところに
置いておかないようにする必要があります。

夜中のコンビニやスーパーに強盗がしょっちゅう入っています。
人がいても泥棒に入るんですから、
金庫の中には泥棒の欲しがらない物だけおいておくことです。


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