| ■QさんからのA(答え)  私が日本の財務金融大臣を引き受けることは先ずございませんのでこれは全く仮定のことにすぎないんですけれど、
 今日本の国での立て直しをするのに、
 どこから着手するのかというと、
 これ以上、国民の財産が目減りしないように
 土地と株の値段を下支えすることでしょうね。
 景気が悪くなる1番の原因は、みんながものを買わなくなったことです。
 懐が寂しくなって、みんなが節約しようと財布の紐を引き締めれば、
 当然景気の回復はおぼつきません。
 ですから、これ以上、景気が悪くならないために、
 日本国中の人の財産が
 今より減らないようにしておくということが第一です。
 次はみんなお金を使わないわけですから、
 金を使っても安心だというような環境づくりをすることが
 大事だと思います。
 私は大きな改革はしません。世の中にある制度や習慣はそれぞれが理由があって存在しています。
 それが時代が変わると、それぞれの役割が変わるので、
 銀行も代わるし、建設会社も代わるし、デパートも変わります。
 そういう変化するところを少しずつ直していくのがいいと思います。
 そういうことがやれる人は経済の仕組みをよく知っている人でないと駄目です。
 学者先生は自分たちで金儲けをやったこともないし、
 金儲けをどうやってやるのかもわからないわけですから、
 一般の人たちがどうやって商売をやっているのか
 理解しているわけがありません。
 たとえば一般の会社だって人減らしをやっているのですから、
 役所もそれに準じて人減らしをするか、新規採用はやめる。
 また税務署にきゅっとしめられて、
 お中元やお歳暮を注文する会社もめっきり姿を消してしまいましたが、
 お中元やお歳暮が復活するように税法を変えます。
 私なら銀行の大改革より先ず足元の改革からはじめます。
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