■QさんからのA(答え)
日本の銀行株を一株買ったら70%下落してしまった、
という話ですけど、
私はかなり前に、新聞なんか見ていると、
銀行の株を買ってもいいような話を書いているけど、
買ってはいけないという話をしたことがあります。
どうしてかというと、あとまた2回も3回も
ふるいにかけるようなことが起こってガタガタするから、
銀行や保険会社の株を買うのは早すぎると見たからです。
私たちは銀行にお金を持っていって預けています。
でも世の中が大きく変わって、
お金を貸した相手がお金がもうからないと、
元金も金利も払ってもらえないに決まっています。
その1番典型的な例が不動産会社で、
不動産そのものが値下がりして、
しかも売れないと来たら、
元金はおろか金利も払えないということが起こります。
そうした傾向がまだおさまっていないので、
銀行の株は当分買わない方がいいよと言ったんです。
70%も損したら、あと一株買ったら40%に減るというのは
そのとおりなんですけども、
同じ株式投資をいまの時点でやるなら
業績が落ち着いて上向いている株がたくさんあります。
そういう株を買う方が
銀行の株を買っていっしょに沈むよりも着実なのではないでしょうか。
ことしは日本国中の70%ぐらいの上場会社が
去年に比べて利益が増えていますから、
そういうところをお探しになられたらいかがですか。
|