第260回
■今どきのサラリーマンさんからのQ(質問):こんなに悩んだのは初めてです

Q先生へ
Q先生の考えに触れ、独立を考えるようになりました。
しかし、サラリーマンを辞めて何をしたいのか、
そして、どんなところに隙間があるのかを見出せずに
1年が過ぎました。
年齢も三十半ばになり焦る気持ちもあります。
こんなに悩んだのは初めてです。非常に苦しいです。
先生もこういう時期はあったのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

誰でもサラリーマンをやっていたら1回や2回は
こんなもの辞めて独立したいと考えるに決まっています。
でもそれができる人とできない人の差があります。
だいたい日本でいえば10人に1人も
独立できる人はいないのではないでしょうか。
どうしてかというと独立するほうが難しいからなんです。
たいていの人はこれからの生活をどうしたらいいだろうか、
何をやったらいいんだろうか、
失敗したらどうしようかと考えるわけで、
それを考えただけでもう先へは一歩も進めなくなって、
気が付いたら一生終わっていたということになるんです。

反対に独立できる人というのはお金が貯まってからやろうとか、
失敗したらどうしようかなんて考えないで、
思い立ったらその日から
その方向に向かってまっすぐに走り出すので、
元手ができてから仕事をする人なんかいないんです。
松下幸之助さんだって、リコーの市村さんだって
はじめからお金があったわけではないんです。
みんなお金の無いまま走り出して、
途中でどうしようかと真っ青になって考え込んで、
何とかしてそれを乗り越えてといったやり方だと思うんです。
ですから大切なことは
思ったことはすぐやって宿題にしないということです。
おそらくそれが独立する人と独立できない人の違いだと思います。


←前回記事へ 2003年5月17日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ