■QさんからのA(答え)
ロンドンにあるアメリカの企業で
働いておられるそうですけれども、
人間どこに行っても生まれ故郷のことを考えます。
しかし、「故郷は遠くにいて思うもの」というように、
その中にいると身動きのできないものなんです。
ことに今みたいな時代は、
自分の生まれ故郷で事業に成功するなんて人はほとんどいません。
どうしてかというと自分の生まれ故郷のことは
子供のころから知っていて固定観念がありますから、
新しいことなんて考えつかないんです。
そういう人でもほかの場所に行くと、
ここはこうした方がいいはずだと思うところがたくさんあって、
そこから新しいビジネスが始まるんです。
ですから故郷のために何かできると
はじめからお考えにならないほうがいいと思います。
故郷というものはあなたを外に送り出すために
あるものだと思って下さい。
そうすれば、故郷のことに思い煩わずに済むのではないでしょうか。
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