第235回 ■松本さんからのQ(質問):原宿も再開発を
邱先生 はじめまして、 原宿で小さな洋服屋を始めて8年目になります。 いままでのやりかたで惰性でやっていたところが淘汰され。 中堅ブランドが元気が無くゴーストタウン化しています。 そこに海外の一流ブランドが続々店をひらき 原宿はとても可能性があります。
海外で知られている日本での場所は、文化の浅草、電気の秋葉原、 ファッションの原宿です。 秋葉原は石原慎太郎都知事が率先して再開発されます。 巨大な近代的なビルやモールと雑居ビルとパーツ屋横町で 陰陽がある都市作りをするそうです。
同じように原宿も、巨大な近代的なビルやモールと 小さい個性的なお店がつらなる竹下通りに雑居ビルの整備と ファッション文化人がこぞって事務所を構える ニューセントラルアパートで陰陽がある都市作りをすれば、 もっと魅力ある場所になりそうです。
■QさんからのA(答え)
原宿で洋服屋をおやりになって 周辺の栄枯盛衰を目の当たりにされておられると思いますが おっしゃる通りいま世の中はどんどん変わっています。 ですから同じことをやっていると、 気がついたら自分だけ置き去りにされていた、 ということも起るのです。
私も自分のオフィスが原宿の四つ角にあったことがございまして、 その後渋谷の方にビルを建てて引っ越してからは そこを人に貸しています。 いま周りを見ると全部ファッションの店ですね。 かつてユニクロが原宿にできて話題になったときも、 どこだろうと思って訪ねていったら 私のビルの前だったということがございました。
自分のオフィスが原宿から始まって渋谷に移って、 自分の住んでいるところが代官山ですから、 ムードのある街の中心と言えるところに 位置しているわけであります。 そういうところから見ておりますと 世の中の変化がよくわかります。 そうした中でちゃんと生き残ろうと思ったら ポヤポヤしてはおれません。 香港や台湾の人でも東京に来るとみんな原宿に一回は行きます。 私も自分だけ取り残されないように 一生懸命勉強しているところです。