第214回
■kaiさんからのQ(質問):万国博覧会について

はじめましてkaiと申します。

先生の著書は、書店でも古書店でも見つけたら
必ず購入するようにしています。
戸田敦也さんには到底及びませんが、
かれこれ150冊を超える著書を手に入れ、
拝読させていただいております。

さて先生のお考えを読み進むうちに、
こんな自分でも何かしら真似の出来る事があると考え、
昨年から少しずつ中国株について勉強し始め、
購入するに至りました。

以前から国内株式投資はしていたのですが、
先生のお考えの通り、これからの状況を考えると、
中国株へのシフトはもう必然だなと思うようになりました。

現在は、国内株のほとんどを売り払い、
H株に70%、上海B,深Bを15%ずつ保有しております。

そこで先生にお伺いしたいのですが、
北京ではオリンピックに向けての準備も
少しずつ進んでいると思うのですが、
国の威信を賭けたイベントとはいえ、
2週間のオリンピックと同じくらいに、
半年近く開催される万国博覧会のほうも、
国内のインフラ整備事業(鉄道、高速道路、通信etc)、
国内、海外からの多数の観光客の受け入れ等、
かなり大きな投資になると思うのです。
それらに準ずる銘柄は、逐次フォローしようと考えていますが、
  
この点について先生はどのようなお考えをお持ちですか?

大きなイベントを含めて、
その動きを加速させている今の中国を、
東京オリンピック、大阪万博を経験した国民の一人として、
期待を持って見ています。
先生の卓越したご意見をお聞きしたいと思い、
質問させていただきました。よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

私の本をたくさんお読みいただいているようですが、
私の言うことがいつも正しいというわけではございません。
ただ人より早くこれから何が起こるのかわかるとすれば、
私のレシーバーは人より少し
性能がいいんじゃないかと思う程度です。
でもいくら人より性能がよくたって、
それを実行に移さないと何の成果も上がりません。

世の中はいつも何かを目標にしていなければ動かないものです。
そのきっかけとしてオリンピックや万博などがあるわけですが、
いまの中国の流れは経済の発展する方向へ大きく動いています。
たまたまその方向へ目標とする
2008年の北京のオリンピックがあるので、
それが大きな買い材料になっています。
でもそんなことは既にみんなわかっていることですから、
今後急に株が上がるということは
あまり期待しない方がいいでしょう。

それよりはマイカーブームやマイホームブームの中で、
次にどういう業界が大きな恩恵を蒙るかというのを考えて
投資をやるというのがよろしいんじゃないかと思います。


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