第203回
■フェイ・ウォンさんからのQ(質問):巨人の肩に乗るしかない

邱永漢先生のホームページとMONEYJAPANの連載と本で
勉強させていただいております。
競争の厳しい業界ではなく、
高品質のセメント会社や高品質のガラス会社のような
地域独占力や消費者独占力のある企業を
すすめていらっしゃる点が非常に勉強になりました。
頭のいい人問はどうしてもITやバイオのような
先端産業にばかり目がいくのですが、
邱永漢先生はもっと頭のいい人物であることが
よくわかりました。

先生は正直で責任感の強いお人ですから
よほど確信がないと中国株を推薦されないと思いますが、
失敗されても気になさらずに教えていただきたいと思います。
邱永漢先生の中国株に対する考え方は
我々の将来への大きな財産になります。
もっと遠くを見るには巨人の肩に乗るしかない。
私は邱永漢先生の肩に乗らせていただきます。
現在北京控股5%、大衆交通集団3%、上海陸家噛金融貿易区開発3%、
浙江高速道路12%、江蘇高速道路8%、安徽高速道路4%、
深セン高速道路4%、駿威汽車2%、上海耀華ガラス7%、
華新セメント2%、万科企業2%、北京首都国際空港7%、
中国民航信息網路7%、聯想集団5%、張裕ワイン2%、中海発展2%、
広東電力3%、華能国際電力7%、徳永佳集団2%、超大現代農業5%、
大成生化科技2%、北京同仁堂科技2%、広東科龍2%、
方正控股2%の比率で投資しています。

黄金の1O年問はやはりインフラ銘柄重視です。
中国株以外では、インドと中国合わせて20億人の人口が
世界中の天然資源を食いつぶしはじめたので
一次産品に注目しています。商品市場です。
ただ、なぜ銀が非常に有望なのかはわかりません。
邱永漢先生でもわからないかもしれません。
もしわかれば世界最高クラスの投資家ということになるのですが。


■QさんからのA(答え)

私はこのホームページで時々株の話、
ことに中国の株の話をしております。
もうひとつマネージャパンという所でも、
グローバル化時代の資産運用について連載しております。
この2つともよくお読みになって、
それを自分なりに解釈されて
中国の株を細かくたくさんお買いになっているようですが、
私もこんなにたくさんは持っておりません。
株というのは細かく分けて少しづつ持っていても、
上がる株もあれば下がる株もありますから、
平均化されて結局ダウ平均に近い形になってしまうわけです。

株の本当の買い方は、値幅のある上がりそうな株を買って、
下がりそうな株は持たないということなんですね。
でもあなたはそれを全部持っているというのですから、
自分で投資信託をやっているようなものです。
それなら投資信託を買えば良いということになってしまいます。

自分がいいと思った株を全部買うというのではなくて、
今の半分くらいまで整理するのが効率の良い方法だと思います。
但し、整理した株が上がって持っているのは
全部下がった株ということも起こりますから難しい所ですが、
その時は自分の判断が違っていたと諦めるしかありません。


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