第202回
■船橋市のSIさんからのQ(質問):私の経済回復策
Q先生様
ホームページをいつも拝見させていただいております。
さて、日本の経済は世界の主要国の中では
最も悪いように言われておりますが、
日本人の一人として誠に悔しいところがあります。
そこで私なりに日本の経済が良くなる方法を考えてみました。
デフレというのは要するに消費が
一向に増えない状態のことですから、
消費が増える方向にもっていけばよい訳です。
企業の交際費をもっと認めてあげればいいと
Q先生が書かれているのも
消費が増えることにつながるからですが、
もっと徹底して消費することが善という方向に
もっていければと思います。
特に高齢者の方たちが将来に不安を抱いて
多額の金融資産をもちながらそれを使おうとしないことが
個人消費の低迷の一番の原因ですから、
国も年金などの考え方を全く変えて、
消費した額の多い人ほど
年金の額を増やすようにしたらどうでしょうか。
税金も消費した額の多いひとほど優遇してあげるなどして、
とにかく「消費は善」という思想を徹底すべきです。
またリスクの高い投資をした人ほど
年金の額を高くしてあげれば、
ベンチャーキャピタルなどの投資で失敗しても
年金で戻ってくれば安心して
投資できるのではないのでしょうか。
また高齢者の方がご自身の楽しみにお金を使われた場合は
特に年金の額を上げてあげるようにすれば、
高齢者の方たちもご自分のために
お金を使うということになります。
そうすると世の中も高齢者の方に合わせた社会に
なっていきますので、車の通りの多い道路を
お年寄りがなかなか渡れないで困っているようなことも
なくなっていくでしょう。
日本人は特に安心がないと投資しません。
国が個人向けの国債を買いなさいとすすめていますが、
高齢者の方がそれを信じて国債を買われています。
日本人は国の発行するものだということで
買い方によっては元本割れになる国債を買っている訳ですから
いかに安心がないと投資しないかということです。
ですから消費した人ほど安心が手に入るようなシステムにすれば
消費は増えていきます。
温泉などの観光旅行に何回も行った人ほど
年金の額が増え税金も優遇されれば、
高齢者の方たちは嬉々として
お金を使われるのではないでしょうか。
とにかく21世紀の日本では
「高齢者の消費は善」という思想を徹底できれば
日本の経済も浮上してくるのではないでしょうか。
甘い考えかもしれませんが、
先生のご意見をお聞かせくだされば幸いです。
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