第118回
■カブデリッチさんからのQ(質問):QFllの中国株への影響は?

毎日かかさず拝見させていただいております。
そこで中国株について、邱先生にぜひともお聞きしたくお願いいたします。

11月7日のニュースで、QFllが12月1日から施行されることが決定しましたが、外国人機関投資家がA株に投資できるようになることで、B株、レッドチップ、H株等の中のいずれかに影響を与えることになるのでしょうか?
与えるとすれば、2001年のB株の高騰のような状況が起きることになるのでしょうか?
また今後予定されるQDllについてはいかがでしょうか?

現在H株を3銘柄、レッドチップを1、深センB株を1銘柄所有しておりますが、今の内にもっと購入しておいたほうがいいかと少しあせっております。
お知恵をお貸しください。


■QさんからのA(答え)

今回も中国株の話ですけど、中国株をやっている人はたいていの人がA株と、B株、もしくはH株との間のギャップに注目しています。
ギャップがいつ埋まるかがわかればこの前の時のようなことが起こりますから大喜びですが、今回のQFIIは外国の大きい証券会社が中国のA株を買ってよろしいという話ですから、皆さんが期待していることと関係ありません。
それにそんな条件を持った世界的な大証券会社はそんなにありません。
ですから、11月にそんなニュースが流れても中国の株は上がるどころかむしろ下がっています。
年が代わって、いつから中国の人民元が自由化されるとか、いつからA株とB株を合併させるということでも起こらない限り大きな変化はないとおもいます。
しかし、その可能性が全くないということでもありません。
ただ、それを待つ間、持っている株がちゃんといい業績をあげて配当金をくれる形になっているかどうかが大切だと思います。
銀行に預けているよりましな収入をもたらしてくれれば、待ちくたびれないですむからです。


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