第113回
■カブデリッチさんからのQ(質問):安値の見極めの方法は?

いつも拝見させていただいております。
私は中国株投資を今熱心にやっているものですが、
株投資においては、安い時に買って高くで売るのが鉄則
であり、特に中国株は下がりに下がって安く放置された株を
買うのが儲ける秘訣であると先生もおっしゃられてますが、
安値の見極めの方法について教えてください。

例えば、チャートで見ると「リトルスワン」という銘柄は高値から
3分の1くらいに下げてますが、PERで見ると40倍と高いようですし、
他の株でチャートでは右肩上がりで上がっているが、PERは10倍と
安いのもあります。チャートで判断したほうがいいのか、
あくまでPERが10倍前後のを安いと判断したらいいのか迷います。
ぜひご教示ください。


■QさんからのA(答え)

私のところにくる質問を見る限り本当に中国株をおやりになっている方がふえましたね。わたしは株を買ってもすぐに上がると思うな、何年もガマンする積りで、と言ってきたのですが、たまたま去年2月に、B株を中国でドルを持っている人は買ってもよろしいという法の改正があったので、とたんに3倍に値あがりするという一幕がありました。

ずっと辛抱された方はそこのところでいっぺんいい思いをしたので、それがきっかけになって、中国株に注目する人は10倍といわず増えたのではないかなと思います。
じゃあ以前に比べてチャンスが増えたのかというと、中国の経済の発展が背景にあって、たとえばA株とB株の値段が違うこととか、A株とH株の値段が違うことがいつか一緒になるとすれば、2倍とか3倍になることが考えられます。
しかし、それがいつになるか、はっきりしたことはわかりません。ですから買った株がちゃんと業績が上がって毎年きちんと配当してくれれば日本で定期預金をするよりもずっといいわけですから、正攻法でいいと思います。

その上で2つの値段がついている株が1つになるチャンスもあるわけですから、将来性のある会社の株価が安いところを買うというのがいいと思います。
リトルスワンの会社も昔見学にいったことがあります。中国の家電メーカーを代表する会社の一つですから、ひところはとてもいい値段がついていました。

今は家電メーカー全体が具合が悪い時ですから高いときに比べたらほんとに安いですね。優秀な電機メーカーの一つであることに間違いありません。
ただそれをどこのところで買っていいかというのは自分で判断していただくよりほかありません。


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