| ■QさんからのA(答え) 私は今も8ツの連載を持っておりますけど、そのひとつが Money Japan の「グローバル化時代の資産運用」です。
 そういう連載までお読みになっているということであれば、
 私が説明するまでもなく
 中国の株の背景になってる動きにも詳しいことと存じます。
 株は人にきくよりも、自分で考えて選択することが一番で、失敗してもそれが血となり肉となって、あなたを一人前にしてくれます。
 ただその場合でも、どういう観点から見るかは大切なことです。
 私はその時代、お金が集中して
 そこがブームになる分野がいいと常々言っております。
 いまの中国で言えば、みんなが車を欲しがっているし、みんなが自分の家を欲しがっています。
 また、みんなで旅行に行きたいと考えている時ですから、
 マイカーブーム、マイホームブーム、観光ブームと
 うまく触れ合ってるところを探すことです。
 また、半導体はこれからの中国でも当然発展する分野のひとつです。その中で1位が「レジェンド」、
 2位が「方正」(ファウンダー)という会社であります。
 1つの業界で1位、2位になっている企業は
 経済で発展するプロセスで潰れるってことはまずないでしょう。
 そういう株が高い時に比べて5分の1とか、10分の1になっています。
 私がいつも言うことですけど、中国の株は高値で買い増しても、時価で増資をしますから、
 時価で集めた金は全部会社の物になっちゃって株主の物になりません。
 ですから高値で買うよりも、
 一番報いられるのは、高値の株がドーンと下がった時です。
 もちろん業績が悪化して皆が売るから下がるのですが、
 みんなが売る時は買いにまわって、
 みんなが買いにまわった時は売りにまわるのでなければ、
 一等賞にはなりません。
 自分がやりたいと思う事と逆の事をやらなきゃいけませんから、自分の精神のコントロールが必要です。
 それができなければ、株をおやりになるのはやめて、
 見るだけにした方が安全だと思います。
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