■ QさんからのA(答え)
中国の将来性を見越して、
子供が将来どちらでもちゃんと読めるような名前にしたいというのは
一つのアイデアだと思います。
中国人がつけた名前で日本人が全く読めないのもあるし、
逆に日本の名前で中国人が読んで何だかさっぱりわからん
というのもございます。
それは同じ漢字でも使い方が日本と中国で違うからであります。
日本には日本製の漢語というのがございまして、
例えば中国には「辻」という姓はございません。字そのものがないんです。
それから「峠」という字もありません。
また栃木県の「栃」という字も中国人は読めません。
ですから、会社の名前を付ける時も
どちらの人が見ても読めることをいつも念頭に置いています。
そのためにはご自分で考えるよりも
まわりにいる中国人の友達の方にお聞きになるのがいいと思います。
例えば、「りっしんべん」に台湾の「台」という字を書くのは
「怡」(イ)と読むんですけども、
この字は日本人には読めないんですね。
中国人の名前でこの字を使った名前はたくさんあります。
日本に来て選挙をするわけではありませんから大丈夫ですけど、
国際化の時代には読めることも頭に入れて
お名前を付けるのがよろしいでしょうね。
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