第69回
背中も一緒に

腕。
ついそれだけを動かそうとしてしまいがちですが、
なくてはならないのが肩甲骨の動きです。
腕がだんだん上がるようになったら
さらに可動域をひろげるために
背中側への意識を取り入れてみましょう。

腕を上げた状態(バンザイのような)で壁に向かい
背中側の肩甲骨と胸の筋肉に意識を集中させて、
腕で壁を押す様にして力をかけます。
これも今までと同様に5秒押して脱力・・・
これを2〜3回繰り返します。

一緒に行える人がいる時は床に座り
腕が上がるところまで上げておきます。
(脚は曲げても伸ばしてもやりやすい方を)
もう1人は背後にまわり、
肩と肘の真中あたりに手をそえて
後ろに軽く引くように力をかけます。
すわっている人はそれとは逆に
腕を前に下げるように力をかけます。

そして最後にフーッと息を吐きながら
腕を後方へグーッと引いてもらいます。
胸の筋肉のこわばりがとれて
腕がスッとあがりやすくなっているはず。
肩の筋肉もスッキリして
今までいかに、肩に力が入りすぎていたかを実感します。

さらに胸の可動域をひろげる方法として
肘を曲げて頭の後ろで腕をクロスさせて
同じように抵抗をかけます。
徐々に一つずつ、進めてみましょう。


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