第70回
コドモのか・ら・だ

年齢によって
ふさわしい運動は変化していきます。
私たちのような大人は、すでに完成されているので
それぞれの体力や目的、
または病気などをチェックしながら
行っていきます。

けれどコドモは別。
私たち大人と違って
日々、急激な変化をとげています。
その変化に合った運動をタイミング良く行う事で
意識や感覚がずい分と違ってきます。

まず、お母さんのお腹にいる時。
お母さんが積極的にからだを動かして羊水を揺らすと
赤ちゃんの皮膚が刺激をされて、
それが脳の発達にとても良いと言われています。

「三つ子の魂、百まで」ではありませんが、
神経系の働きは幼児期のうちに完成されます。
大人になってからの身のこなしは
この時期でほぼ決定しますので
跳んだりはねたり、でんぐり返し。
ボールを投げたり、音楽に合わせて
からだを動かしたりする経験から
いろ〜んな皮膚に刺激を受けて、
感覚や神経をフルに活用することが
大切になってくるのですね。

楽しく安全にからだ遊び。
まずは「好き」からスタートできるように。
そんな環境づくりがポイントです。


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