第15回
「ふくあつ！」〜からだで理解　編〜

さらにからだの理解へと進めていきましょう。
座ったままでもOKですし、
立って行う場合は足を肩幅に広げましょう。

一度深く息を吐きながらユックリと両腕を耳の横まで上げます。
上がりきったら、鼻から息を吸います。
この時に指先で天井を突き刺すようなイメージで
お腹を上に引き上げる感覚と、
タテ方向にグーッと伸びるのを感じます。
（腰が反らないようにに注意します）
そしてそこから息を吐きながら（オヘソを背骨に近づける意識で）
ここからがポイント！
ユックリと腕を下ろすのですが、
お腹のグーッと引きあがった感覚をゆるめることが
ないようにしてください！
お腹の意識をすべてオヘソの方向へ集中させましょう。
そしてあなたの肩。上がりっぱなしなってはいませんか？
毎度のことですが、肩は下げましょう。

お腹は“引き上げ”、肩は下げる。
からだの中で違う方向の意識を同時に行うって難しいですね。
けれど、腹横筋は呼吸と連動して動いてくれますので
立っている時、歩いている時、こうして意識するだけで、
日頃の姿勢や歩き方にも確かな違いを感じてきます。
「常に」ではなくて良いのです。
これまでなぁーんにも意識することがなかった日常に
時々でもこうしてからだにパンチをいれてあげると、
ボーッとしていた体が目覚め始めます。
腹圧が上がってくれば、皮下脂肪が多くついていても
お腹がへこむようになってきます。

まずは１日３回、電車の中、パソコンをのぞきながら、
試してみてください。