第14回
「ふくあつ!」〜頭で理解 編〜

さぁ、良い姿勢を意識できたところで、
今度はそれを“保つ”事がもとめられてきます。

どう保てば良いのでしょうか?
私たちのからだにはご存知のように腹筋と背筋がありますね。
重要度で言えば、およそ7:3の割合で腹筋の方に軍配が上がります。
これを活用していきましょう。

腹筋を活用するって?
それが今日のお題の“腹圧”です。
腹圧は、排便や嘔吐などの
内臓活動と大きな関わりを持っています。
(と、いうことは呼吸活動とも連動しているといえますね!)
腹圧が低いと上半身の重〜い内臓や脂肪を
すべて脊柱や脊柱起立筋で支えることになり負担大!
しかし腹圧が高くなると、これらの負担をヒョイと
腹圧の上にのせる事ができるので
それだけ脊柱にかかる負担を助けてくれるのです。
「腰痛もちの人は腹筋力をつけましょう!」
と、言われるのもこんな事が関係しているうちの一つなのですね。

では、この腹圧。
どこをどうすれば高めることができるのでしょうか?
ここを考える時、腹筋の種類をぬきにしては語れません。
なんと4層からなっているのです!
腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋
そして腹圧を高めるためだけに存在する「腹横筋」です。
どこにあるのかというと、
両手でハの字を作り、両親指をそれぞれ
オヘソの少し脇に位置させて、お腹の上に当てます。
そう!そこです。
強化の前にまず意識。
一番深〜いところにある筋肉なので、
まずはここにも筋肉が存在している!という感覚を
からだに植え付けましょう。

腹横筋は、お腹を引き締めるいわばコルセットのような役割。
あなたの食後のお腹、出っぱっていませんか?
えっ?食後に限らず、いつも?
腹圧注意報を発令します!
*腹横筋の“強化”は教室にて行っています。


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