| 第484回お正月のご挨拶
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 旧年中最後となる前回におきまして、中国株(H株)のサイクルとして、
 05年は安定期であるということを
 ご説明申し上げました。
 データ的にもわずか1回のサイクルですので、
 これで多くを語るには
 若干無理がある事は重々承知していますが、
 06年年初は、このサイクルも利用して、
 06年相場を概観することで
 始めさせていただきたいと思っておりますので、
 ご参考にしていただければ幸いです。
 H株のサイクルで言えば、04年の調整と05年の安定という動きを経て、
 当然この期間、
 日本における中国株取引というものが
 あまり注目されませんでした。
 05年は日本株が
 未曾有の株高だったこともありますが、
 やはり活発に上昇するような相場でないと、
 日本ではあまり注目されないようです。
 ただし、上昇相場は確かに引きつけるものもありますが、
 株取引においては、特に中国株のような
 長期取引に適した商品の場合においては、
 相場が上向きになってからでは遅い、
 というのも真実です。
 だからこの雌伏の時(04−05年)にかけて、
 この連載も担当させていただきまして、
 色々勉強させていただきましたし、
 その経験が飛躍の今後に生かせないかと
 考えております。
 日本では中国株ではなく、インド株が注目され始めているとも言われます。
 ただ、特にインド株は
 中国株との対比で語られる場合が
 多いと感じていますが、
 別にわざわざ対比させる必要もなく、
 インド株にはインド株の、
 中国株には中国株の
 それぞれメリットや
 デメリットがあるはずであって、
 それらを見極められれば
 よいのではないかと考えます。
 今後書かせて頂くことになると思いますが、06年の中国もチャンスあり、不安あり、
 その分様々な局面で
 舵取りの難しい時期が続きます。
 ただし、そうした時だからこそ
 株式は敏感に反応する可能性もあるわけで、
 それこそが見逃せない要素となりそうです。
 改めまして、本年もよろしくお願い申し上げます。
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