| 第419回読者からのご指摘:チャイナモバイルの考え方
 読者の皆様からいつも多くのメールを頂いております。
 なかなか返信できず、
 大変申し訳なく思っておりますが、
 激励からお怒りのメールまで、
 いずれも熟読させていただいております。
 大変勉強になることも多く、
 誠に感謝に耐えません。
 今後とも精進していきますので、
 引き続きご愛顧いただければ幸いです。
 今回は、ある読者の方から頂いた質問に答えさせていただく形で、
 進めて行きたいと思います。
 第415回の
 「1人あたり収入比較:中国移動 VS NTTドコモ」について、
 趣旨、下記のようなメールを頂きました。
 > NTTドコモと中国移動(香港)有限公司> (チャイナモバイル、0941)のグラフの比較は、
 > 双方のサービス形態の時間軸を合わせて
 > 比較してみるとどうなるのでしょうか。
 > つまり、中国の方がサービスは後追いなので、
 > 同じレベルのサービスを提供している年度で
 > 下がり率を比較するのが妥当かな?と考えました。
 まさにおっしゃるとおりのご指摘です。 実は私も両者の比較は(いろいろな意味で)
 それほど妥当なものではない、と考えています。
 よくよく見ていけば、
 両者は同じ携帯電話会社といっても、
 かなり異質であり、単純に比較するのは、
 むしろ危険だと思いつつも、
 中国移動の実態を解明するための
 分かりやすさのために、
 あえて行ったものです。
 今回、中国移動のことを取り扱った第412回から第416回までは、
 できましたら個別に切り取るのではなく、
 一文として読んでいただければ幸いです。
 ここで私は、中国移動は契約件数という
 量的な増大に頼みすぎているというリスクが
 あるのではないかと指摘させていただき、
 NTTドコモは一定の指標として
 参考までに提示させていただいたことによります。
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